2020年9月30日に配信された「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(以下プロセカ)」。
俺も、リリース時からプレイしていて結構ハマっているゲームです。
今回は、現在ハマっているプロセカのレビューをしていきます。
ちなみに、プロセカはかなり面白いけど、個人的にイマイチな部分もあるのでそれについても触れていきます。
音ゲーはガルパとチュウニズムを合わせたような感じ
音ゲーのUIはかなり見やすくいい感じ
プロセカは音ゲーなので、一番肝心なのは音ゲー部分ですが、正直ガルパとチュウニズムを合わせたような感じです。

ノーツもどこかで見たような形していますが、かなり見やすく直感的で分かりやすいです。
多分、ノーツはセガが大きく関わっているような気がするけど良いですね。
シンプルなデザインで好感が持てます。
ちなみに、ノーツの種類は
- タップ(単押し)
- ロング(ホールド)
- スライド
- フリック
- クリティカルノーツ
の5種類あります。
「クリティカルノーツ」は黄色い色のノーツで、叩くと通常よりも2倍のスコアが手に入ります。

ほかはガルパにもあるようなノーツと仕様で、フリックはどこで弾いても反応します。
ただ、このフリックの部分が実は厄介なんですが、それについては後で書きます。
とにかく、ノーツやレーンなどのUIがシンプルで分かりやすいので誰でもプレイしやすいようになっているのは良いですね。
割と珍しい!ノーツの大きさが変わる
プロセカは、他の音ゲーでは珍しいノーツの大きさが変わる音ゲーです。

スマホゲーでは「ナナシス」と「デレステ(GRANDモード)」ぐらいだし、管体でも「チュウニズム」と「WACCA」ぐらいな気がします。
これに関しては、個人的には「割と面白い要素だな~」程度で、特に賛否の意見があるわけではないです。
高難易度になると、さすがにノーツの大きさで認識難が増えてやりごたえが出てきます。
俺はチュウニで慣れているので、そこまで難しいと感じないけど、ガルパから入った人やあまり音ゲーをプレイしていない人は結構苦戦するかもしれないですね。
かなり高難易度な曲がいくつもある
プロセカには
- EASY
- NORMAL
- HARD
- EXPERT
- MASTER
の5つの難易度が存在します。
さすがに、EASYやNORMALはそこまで他と変わらないけど、MASTERはかなりやばいです。
中でも「初音ミクの消失」はかなり難しく、EXPERTでもガルパの28強クラスの難易度だけど、MASTERは比べるような難易度していません。

どのぐらいやばいかが分かるプレイ動画もあるので、よければどうぞ。
音ゲーマーとしてある程度の実力はあると思っていたけど、この曲は回復艦隊で2回ぐらいコンティニューしてやっとクリアできるぐらいでした。

ちなみに、プロセカで一番やばいのが消失だけど、それ以外にもかなり高難易度な曲がかなりあります。
腕に自身がある人は、
- ヒバナ -Reloaded-
- ドクター=ファンクビート
- テオ
のMASTERに是非挑戦してみましょう。
みんなでライブで適当に楽しめる

ガルパでおなじみの、みんなでライブ(協力ライブ)はプロセカにも搭載されています。
俺は、みんなでライブの雰囲気が結構好きで、スタンプを投げ合ったりするのが楽しいです(一部煽ったりする人もいるけど…)。
アイドル系音ゲーではマジでこういう機能があるのは良いですね。
プロセカには、「フリールーム」と「ベテランルーム」の2つのルームがあります。

ベテランルームは、総合力という下の画像の枠で囲っている部分が15万以上ないと参加できないような仕組みになっています。

総合力15万は結構たいへんで、編成的には
- 特訓済み星4:2人
- 特訓済み星3:2人
- 未特訓星3:1人
で総合力が15万行きます(エリアアイテムによって変わることも)。

そして、みんなでライブでは、曲の節目でフィーバーチャンスというのが存在します。

レーンの右横にあるゲージを、FEVERまで行けたらスコアが上がりやすくなります。
これはガルパでも同じ仕様ですね。
SUPER FEVERは、まだ確かではないけどTwitterを見るとGREAT以下の数をかなり少なくしないとならないようです。
かなり厳しいですね。。。
キャラゲーとしては最高に楽しめる
バーチャルライブはガチで楽しめる
プロセカの大きな特徴として、バーチャルライブという機能があります。
俺は、リリースされてしばらくは音ゲーに夢中になって参加していなかったけど、「早く参加しとけばよかった…」と後悔するほどです。

バーチャルライブは、決められた時間に開催されるゲーム上のライブです。
それに参加することで、バーチャル・シンガーやキャラたちのダンスや演奏、トークなどを見ることが出来ます。
そして、そのライブのクオリティはマジで最高。
MVとはまた違う、本物のライブほどではないけど結構臨場感があるような演出で、ゲーム上のライブなのに盛り上がれます。
正直、文章にして説明するのは難しいので、是非体験してもらいたいです。
バーチャルライブは、個人的には大満足でこれだけでもプロセカをやる価値があります。
難点は、20年10月中旬時点ではライブ頻度が全然少ないところ。
クオリティが神クラスなので、そんな頻繁には出せないと思うけどこれからに期待したいです。
ストーリーは各ユニットごとに別れる

プロセカのストーリーは、ユニットごとに別れています。
各ユニットのキャラをパーティに入れてライブをクリアすると、ユニットランクが上がるという仕組みです。
ユニットランクを上げて、ストーリーを解放することが出来るガルパと同じような仕様です。
ただ、このユニットランクは思っているよりも上がりづらく、リリース当初からプレイして12日でやっと1つのユニットランクが上がる程度でかなり大変。
ストーリーの内容
ストーリーの内容は、そのユニットのキャラたちが初音ミクのセカイに入ってしまい、そこで「本当の想い」を見つけるという話。
ストーリーでは、初音ミクが流暢にしゃべっているのに少し感動します。

まあ、初音ミクの非公式Vチューバーはかなり自然なので驚くほどではないんですけど。。。
ストーリーはまだ全部見れてはいないけど、各ユニットごとにしっかり個性があって初音ミクとの絡みも楽しく見れます。
育成は結構面倒くさい
育成は、ガルパに慣れている人だと結構面倒くさく感じるかもしれません。
キャラのレベル上げは
- ライブで経験値をもらう
- 練習チケットを使って上げる
の2通りあるけど、どちらもかなり時間がかかります。
ちなみに、練習チケットの初級では星3・4はほぼレベルが上がらないので、ライブでゆっくりレベルを上げるのが個人的にはおすすめです。
さらに、星3以上のキャラはレベルを上げると特訓でレベル上限とステータスを上げる事ができるけど、その素材が全然集まりません。

特に、上の画像の右にあるミラクルジェムは本当に落ちなくて、結構苦痛です。
正直、音ゲーでの育成はおまけみたいなものだと思っているので、もうちょっと簡単に育成できるようにしてもらいたかったです。
ガチャはよくあるような確率
ガチャに関しては、特に書くこともないですが確率は一般的なソシャゲとほぼ同じです。

- 星4:3%
- 星3:8.5%
- 星2:88.5%
今の所、ガチャに使うジュエル(ゲーム通貨)は結構配られているので、ガチャは引きやすいです。
リセマラに関しては、自分の推しがゲットできればそれでいいと思います。
というか、リリースして1週間でキャラがインフレしているので、無料10連分を回したらジュエルを貯めるのが賢明です。
良いところ
やりごたえがあって楽しめる譜面
プロセカは、他のアイドル系音ゲーと比べても難しいです。
そして、いろいろな曲に遊び心のある面白い譜面がいくつかあります。
例えば「ロキ」という曲では、MASTERのスライドで「ROCKNROLL(EXではROKI)」という文字が表現されています。

ほかにも、「ワールドイズマイン」や「ぼうけんのしょがきえました!」など、遊び心のある譜面があって、プレイしていて楽しくなります。
もちろん、やりごたえのある譜面もあって「ヒバナ」なんかはアイドル系音ゲーなのに、指押しが要求されるようなところがあったり。。。

バーチャルライブやMVのクオリティが高い
やっぱり、プロセカの長所でもあるバーチャルライブはかなり良い出来です。
俺は、このバーチャルライブだけでもプロセカをプレイする価値があると思っています。
今の所は、そんなに頻度は多くないのが難点ですが。。。
プロセカはMVのクオリティも高く、「Ready Steady」「スイートマジック」「シャルル」あたりは特に好きです。

さらに、プロセカの良いところはオリジナルMVだけでなく、原曲MVが収録されている曲もあるところ。
残念なことに、原曲MVはMV視聴で見ることは出来ない上に、一部の曲しか収録されていません。
ただ、夜咄ディセイブや脱法ロックの原曲MVがスマホゲーで見ることが出来るのは、個人的には結構嬉しいです。
初音ミクがゲーム上でキャラと喋っているだけで嬉しい
初音ミクが、ゲームで喋っているだけでそもそも嬉しいです。

今でもボカロが好きな人や昔好きだった人は、音ゲーはやらなくていいからプロセカのストーリーを聞いてもらいたいです。
だって、初音ミクがゲーム上で喋っているんですよ!
まあ、そんなに推すほどのことではないかもしれないけど、俺はこれだけでも十分嬉しいです。
いまいちなところ
判定が横に狭いし統一されていない
プロセカの不満点として一番に上がるのがこれですが、やっていて結構ストレスたまります。
プロセカは6Keyの音ゲーで、それ自体は別に珍しくないんですが横の判定がガルパと比べて狭いので、抜けやすいです。
特に、6Keyでスライドをやるのは地獄です。めっちゃ抜けます。
まあ、横に狭いだけならまだいいんです。
更に問題なのが、判定が統一されていない上に、スライドやフリックの判定が鬼畜なことです。
具体的に書くと、
- 前に判定が広く、後ろに極度に狭いので早押ししないとすぐにグレる
- そのくせ、スライドは判定ラインギリギリまで抑えてないとすぐに抜ける(始点は早めに、終点は遅めに)
- そもそも、スライドの横判定が狭すぎる
- フリックは早めに叩かないと抜ける(ただし、スライド終点のフリックは遅めじゃないと抜ける)
- フリックを矢印の向きに弾かないとグレるのはきつい
- 判定自体が統一されていない箇所がいくつもある
とにかく、きついです。
一部の曲なんか、運ゲーレベルな譜面もあるのは音ゲーとしてどうなのって感じますね。
ガルパも、フリックなんかは単押しと違うような感じはあるけど、プロセカは更にきつく感じます。
判定を統一できないなら、せめて判定緩和はしてもらいたいです。
Fast/Late機能がほしい
APが実装されている音ゲー全般に言えることですが、Fast/Late機能はマジでほしいです。
ガルパとかもそうだけど、どこでグレているのかがわからなかったり、グレていても速いのか遅いのかがわからないので、1~2落ちからAPまでが死ぬ程遠いです。
とくに、一部判定がバラバラ(というかオフセットが統一されていない)ので、Fast/Late機能はほぼ必須クラスだと思うんですけど。。。
チュウニズムではすでに、Fast/Late機能機能が実装されているので、今後のアップデートで実装されるかもしれません。
育成はもうちょっと楽にできるようにしてほしい
育成は面倒くさいので、もうちょっと楽にできるようにしてほしいです。
現状、レベルは上がりづらいし素材は全然落ちないので、総合力も上げづらいです。
しかも、ユニットランクも全然上がらなくて、メインストーリーが全然見れないのは初心者には優しくないのでは。。。
まあ、これに関しては近いうちに緩和されそうな気がするし、今のところは育成の必要性はそんなにないので重要度は低いですが。
IAやGUMIも見たかった
いまいちなところというよりも、願望ですがIAやGUMIがキャラとして登場してもらいたかったですね。
この2人は、クリプトンのキャラではないので実現することはおそらくないですが、IAは「25時、ナイトコードで。」に合いそうだし、GUMIも「Vivid BAD SQUAD」と絡めそうなイメージなんですよね。
他にも、ゆかりさんやあかねちゃんなんかが来たら最高ですね(99.9%ないと思うけど)。
書き下ろし6曲の感想
セカイ
リリースあたって、有名ボカロPの書き下ろし6曲ありますが、全部神曲なので感想を語らせてください。
まずは「セカイ」ですが、作詞:DECO*27・作曲:堀江晶太(kemu)と伝説ボカロPの2人によるプロセカのテーマソングです。
神曲なので皆さん聞きましょう!
kemuさんはカミサマシリーズの印象があるので、かっこいい系の曲を連想してしまうので意外に感じる曲でした。
まあ、「敗北の少年」とか「地球最後の告白を」とかもセカイと同じような感じですが。
まじで最近毎日聞くぐらい好きで、THE・初音ミクって感じで好きです。
この曲が、プロセカのテーマソングで良かったと心の底から思います。
needLe
作詞・作曲:DECO*27の「Leo/need」のユニット曲です。
DECO*27さんは、セクシーで生々しい曲か甘い恋愛曲のイメージしかなかったので、こんなかっこいい曲書けるのか…って曲でした。
強いて言うなら、アンドロイドガールを明るくしたような感じでしょうか(多分違う)。
そして、DECO*27さんの曲はどんどん聞いていくと良さが分かるので、最低でも5回は聞くことを推奨します。
この曲は「Leo/need」のユニット曲ですが、まじで全員良い子でストーリーも青春って感じなので皆さん見ましょう。
そして、天馬咲希ちゃんが最高に可愛いです。
悔やむと書いてミライ
作詞・作曲:まふまふの「25時、ナイトコードで。」のユニット曲です。
ちょっと病んでいるような感じの曲ですが、すごいまふくんらしいです。
まだ、このユニットのストーリーを見ていないですが、絶対に合いそうな雰囲気しています。
まふくんの曲は、曲の方も良いんですが歌詞がしっかり考えられていて、そこが惹かれます。
というか、自分で作曲した神曲を完璧に表現できるのってかなりすごいですよね。
もしこの曲がいいと思った人は、「女の子になりたい」も聞いてみると良いですよ。
ほんとに同じ人が作詞・作曲して歌ったのかって思いますから。
セカイはまだ始まってすらいない
作詞・作曲:ピノキオピーの「ワンダーランズ×ショウタイム」のユニット曲です。
俺は、この人の曲はあまり知らないんですが「すろぉもぉしょん」なんかは中毒性があって好きです。
この曲も、妙な中毒性があってハマりますね。
というか、初音ミクVerとユニットVerで印象がめっちゃ変わるんですけど(初音ミクはちょっと暗い感じ)。
ピノキオピーさんの曲は明るい曲が多いイメージがありますが、どの曲もなんか心にくるような感じなんですよね。
この曲も、どこか感動するような気分で曲調と歌詞のギャップがすごいです。
Ready Steady
作詞:q*Left・作曲:Gigaの「Vivid BAD SQUAD」のユニット曲です。
Gigaさんは劣等上等で有名ですね。q*leftさんに関しては初めて知りました。
Gigaさんの曲はあまり聞かないんですが、リンちゃんやレンくんの調教がかなり好みです。
この曲ですが、最高にハマります。
リンレンの低音ボイスが超かっこいいし、すごい色気のあるメロディが中毒性ありすぎる。
この曲は、曲自体も最高ですが本家MVとプロセカのMVのどちらも神がかっているのも好きです。
アイドル新鋭隊
作詞・作曲:Mitchie Mの「MORE MORE JUMP!」のユニット曲です。
Mitchie Mさんといえば、人間のように歌う初音ミクという印象ですが、原曲も安心の調教。
というか、曲がめちゃくちゃユニットに合いすぎますね。
曲はシンプルに中毒性ある感じですが、この人の場合はバーチャル・シンガーの調教が素晴らしすぎてそれにしか目が行かない。
この曲も、初音ミクっぽさがしっかり出されているのが良いですね。
Mitchie Mさんはすでに収録されている「ビバハピ」もおすすめですが、「リングの熾天使」も面白いです。
まとめ
主観たっぷりの記事になってしまいましたが、かなり面白いしボカロが好き(だった)人にはぜひやってもらいたいです。
音ゲーとしては、今のところ判定以外はしっかり楽しめるので、フルコンやAPを狙っている人でもなければ普通に楽しめると思います。
あとは、ハチさんとかwowakaさんとかn-bunaさんあたりの曲が収録されたら、間違いなく神ゲーになりますね。