3月15日にリリーズされた「あんさんぶるスターズ!!Music(以下あんスタM)」。
気になってはいたけど、やらずじまいで3ヶ月も経ってしまった音ゲー。
最近プレイして、けっこう面白かったのでせっかくだからレビューします。
音ゲーとしては結構やりごたえがある
よくある半円型音ゲー
あんスタMのゲームスタイルは、よくある半円型音ゲー(よりもすこし扇状)です。
ノーツの種類は
- 単押しノーツ
- ロングノーツ
- スライドノーツ
- フリックノーツ(左、右)
大体どの音ゲーにもあるようなノーツですね。
単押しは特に言うことはないですが、ロング・スライドノーツは終点を離さないでも取れるので結構易しめ(早めに離すとグレイト以下判定が出るので注意)。
フリックは右、左の指定があるフリックでガルパみたいにタップしてから弾くタイプではなく、そのままフリックすれば反応します。
ノーツの仕様は、他の音ゲーと比べても結構易しめで初心者でもとっつきやすい感じになっています。
そして、曲のサビ以降に「あんさんぶるタイム」が開始されます。
音符部分の下にある「あんさんぶるゲージ」を溜めると、「あんさんぶるノーツ」が降ってきます。
これを叩くと、スペシャルパフォーマンス(SPP)が披露されます。
ミリシタのスペシャルアピールみたいな仕様で、センターのダンスシーンをゆっくり見ることが出来て良いです。
判定は横に厳しく縦に甘い
あんスタMの判定の仕様をまとめるとこんな感じです。
- コンボ判定は厳しめ
- パーフェクト判定は甘め
- 横の判定は超狭い(というか小さい)
- 縦の判定はかなり広い
コンボ判定は、デレステ並みの厳しさで油断していると結構抜けます。
ただ、パーフェクトは結構取りやすい。多分、ガルパよりも少し緩いぐらいです。
おそらく、あんスタMにはパフェコン(オールパーフェクト)という実績があるので、なるべく取りやすいようにパーフェクト判定を緩くしているんだと思います(ならコンボ判定も緩くしてくれ)。
そして、横の判定はかなり狭い。しかも、ひとつひとつのラインが小さいのでノーツが抜けやすいです。
個人的には、これがかなり曲者で少しでも大きく指を動かすとすぐにノーツが抜けます。
動きが激しい曲だと、忙しく叩くよりも抜けが出ないように叩く必要があります。
ただし、縦判定は広くラインよりも前(または後ろ)を押してもしっかり反応します。
親指だと、この仕様を利用して前らへんで叩くようにすると楽になります。
音ゲーに慣れている人にも歯ごたえがある
やる前は、半円型の音ゲーを過去にプレイしていたこともあるので、結構なめていたんですが思っていたよりも難しいです。
難易度は「Easy・Normal・Hard・Expert」の4種類あって、Easy・Normalだと7レーン、Hard・Expertだと9レーンになります。
正直、7レーンが9レーンになったところで見かけ程度しか難しくならないけど、EXでは視認性の面や細かい動きが要求されたりします。
しかも、横への判定は狭いので、全体的に正確な動きをしないといけません。
ノーツの仕様から初心者が楽しめるのはもちろん、音ゲーに慣れている人でも結構歯ごたえのある難易度しています。
難易度27~28クラスまでなら、ある程度音ゲーに慣れている人だと結構簡単に感じます。
これだけだと、音ゲーに慣れており人なら「割と簡単なんじゃ…」って思うかもしれないけど、あんスタMは難易度が1つ変わるだけでかなり変わります。
特に、最難関である難易度30は普通に難しいです(俺はフルコンがやっとでした)。
しかも、あんスタMにはパフェコンというやりこみ要素があるので、それを狙うとなるとなかなか骨です。
キャラゲーとしてもしっかり楽しめる
キャラが多く、好みが選びやすい
あんスタは、とにかくキャラが多いです。
ユニットだけでも14、メンバー総数は49人で他のアイドル音ゲーと比べても多いような気がします。
全員を覚えたり、追っかけたりするのは大変だけど、推しを決めやすいのは良い点です。
そして、この数のキャラ数ならすごい性格の悪いキャラがいてもおかしくないけど、あんスタは基本性格の悪い人間がいないのも、安心できます。
まだ、ストーリー全部を見れていないのでなんとも言えないけど、今のところは白鳥 藍良くんと氷鷹 北斗くんが誠実で好感が持てます。
育成は少しめんどい
あんスタMは、普通のレベル上げの他に「アイドルロード」といったロードマップを開放して、ステータスやスキル効果を上げることが出来ます。
内容自体は面白そうなんですが、正直面倒くさいです。
まず、素材が集まりにくい。そして、レベルが上がりにくいです。
いろいろなEXの曲を結構な数プレイしたけど、育成チケットも素材もまじで集まらなかったです。
個人的に、ガッツリとしたソシャゲならともかく、メインが音ゲーならレベル上げは簡単にできるようにして欲しい。
デレステやガルパもそうだけど、カードの割に育成が追いつかなくてレベル1が大量に溢れています。。。
ストーリーは見やすいのでサクサク読める
ストーリーのあらすじを軽く説明すると、
「世はアイドル戦国時代。
4つの巨大なアイドル事務所が並び立つアンサンブルスクエアで、劣等生と呼ばれた4人組アイドルが最高のステージに立つために、切磋琢磨する」
といった内容です。
まだ少ししか読めていないので、しっかりと評価はできないけど全体的にギスギスした雰囲気はなく、それでいて話自体はしっかり進んでいるのでダレることはあまりありません。
あまりシリアスなのは好きではないので、こういった程よく安心できる話は読みやすくていいです。
あんスタMのストーリーでの特徴は
- ストーリーごとにお気に入りをする事ができる
- 一つ前のセリフに戻る事ができる
- スチルアルバムでどこのストーリーでイラストが使用されたかが分かる
- 一話ごとのボリュームが軽いので読みやすい
- スキップは一度読んだストーリーのみ使える
- フルボイスではない
- 前のイベントストーリーは読むことが出来るがダイヤ(ゲーム内通貨)が必要
ストーリーは全体的に読みやすくなっています。
最近のソシャゲは、一話ごとのストーリーのボリュームが多くて時間がかかるんですが、あんスタMは一話が軽いので読みやすいです。
そして、地味に嬉しいのが一つ前のセリフに戻れる機能。
他のゲームによくあるログ機能も良いけど、一つ前に戻るのもだれがどういう表情で喋ったのかが分かるので良いです。
ただ、残念なのがフルボイスでないこと。というか、ほとんどテキストのみです。
かゆいところに手が届く一つ前のセリフに戻る機能も、これでは効果半減です。
あんスタMにはオート機能もあるけど、ボイスがないなら結局自分で読むことになるのであんまりいらないです(ハンドクリームを塗った後だと楽だけど)。
スキップ機能が一度読んだのにしか使えないのも大きい。
しっかりストーリーを読みたい人ならともかく、石をもらいたいだけの人とかだと面倒くさいです。
幸いなのは、一話ごとのボリュームが少ないことでしょうか。どうせストーリーは読みたい人は読むし、読まない人は読まないのでスキップは初見時でも使えるようにしてほしいです。
ガチャは少し厳しい
あんスタは、ダイヤの配布が少なめなのでなかなかガチャを回しづらいです。
ガチャの割合は
- 星5:3%
- 星4:7%
- 星3:90%
普通のソシャゲのガチャと同じか、少し低いぐらいです。星5はともかく、星4の割合が少ないのが気になるところ。
確率に関しては良いんだけど、今の所はダイヤの配布が少ないのであまり多く回せません。
ちなみに、ダイヤは1曲で最大で63個(ガチャ1回分と少し)もらえるけど、パフェコンをとったり100回クリアしないといけないので、手に入れるのも結構難しいです。
まだ、リリースからそんなに経っていないので抑えているのかもしれないけど、もう少しダイヤが配布されると色々遊びやすいので増やしてほしいですね。
まとめ
キャラゲーとして少し不満点はあるけど、音ゲーとしては普通に楽しめる感じでした。
あとはストーリーがフルボイスに慣れば更に良いですが、これはもしかしたら今後アップデートで搭載されるかもしれないので楽しみに待っていましょう。
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