ゲーム用スマホ・タブレットの選び方をゲーマーが徹底解説してみた

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最近では、ゲーム用として高性能なスマホやタブレットを買う人も珍しくなくなってきました。おすすめのゲーム用スマホ、タブレットを解説する動画や記事も増えているような気がします。そんな俺も同じような記事を書いたけど。。。

ただ、まだまだスマホの選び方をしっかりわかっている人は多くないと思います。。スマホの構造に詳しい人ならともかく、そうでない人だとおすすめされたスマホやタブレットしか買えなくなってしまいます。iPad Proがおすすめだと言って簡単に買えるほどの値段でもないし。

今回は、自分のメモ用としても使えるスマホ、タブレットの選び方を徹底解説します。

プレイするゲームをしっかりと決めておく

まず、大前提として何をしたいのかを決めておきます。それによってそのゲームに有利、不利な端末が出てくるからです。

お金に余裕があるならともかく、軽いゲームにハイスペックな端末なんて意味がないです。スマホによっては音や映像の遅延が存在したりもするので、実はFPSや音ゲーがやりたかったけど全然出来なかったなんてことになりかねないです。

プレイする予定のゲームはしっかり決めておきましょう。

見るべきパーツ

まずSoC(チップ)を確認する

スマホで一番重要な部分はSoCといっても過言ではないです。このSoCでスマホの性能がほぼ決まります。

SoCというのは「System on a Chip」を略した言葉で、iPhoneの仕様に書いてあるチップの部分や、XperiaやGalaxyのCPUの部分です。

正確には

  • CPU
  • GPU
  • キャッシュメモリ
  • 通信モデム

主に、この4つを搭載したチップセットのことをSoCと呼びます。機種によってはこの4つ以外にも、DSPやNPUといったものを入れているものもありますがそこまで覚える必要はないです。

CPUやGPUをよくわからないという人は、とりあえずスマホの脳に当たる部分だと思ってくれれば問題ありません。そして、スマホはこのSoCの性能が高ければ高いほどいろいろな動作が快適になります。

ちなみに、スマホごとのSoCの性能についてはガルマックスというブログが詳しく書いているのでおすすめです。

実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/01/30更新] - ガルマックス
スマートフォン実機のAnTuTuベンチマークスコアをまとめています。新しく端末を購入する際や中古端末購入時に参考にして頂けると嬉しいです。

AnTuTuスコアが高ければ高いほど性能が良く、ゲームだとAnTuTuのGPUスコアが高いほどゲームの性能が良くなります。

AnTuTuのV7を参考にゲームごとの目安を考えると

  • 30万点以上︰3Dゲームを最高設定で快適に動く
  • 20万点以上︰3Dゲームを設定次第で快適に動く
  • 15万点以上︰3Dゲームを最低設定で普通に動く
  • 10万点以上︰3Dゲームはかなり厳しい。軽いゲームなら問題なく動く
  • 5万点以上︰軽いゲームでも一部厳しい。

といった感じになります。もちろん目安なので、絶対ではないです。

2Dゲームでも処理が重い音ゲーはスペックを要求されるし、3Dゲームでもアクション要素が少ないゲームはそこまでスペックがいらなかったりします。

個人的にPUBGモバイルや荒野行動をプレイするなら、最低でも15万点は欲しいところです。

iPhoneならA9、androidならSnapdragon660、820が最低ライン。快適に遊ぶならA10以上、Snapdragon835以上は欲しいです。

よく、ゲームならiPhoneやiPadがいいという話があるけど、iPhone6sとGalaxyS8ならGalaxyをすすめます。

ゲームによっては型落ちしたiPhoneでも有利になったりしますが、基本はSoCの性能が高いのを選んでおけば問題ないです。

ゲーム用スマホを探すなら、まずはその機種のSoCの部分を見ましょう。

意外と重要なキャッシュメモリ(RAM)

キャッシュメモリ(RAM)はよく作業机として例えられることが多くいです。

まず、CPUやGPUはストレージ(ROM)とよばれる、データを保管するところから今使うデータを持ってきて作業するんですが、そのときに使う作業机みたいなのがメモリになります。

この作業机であるメモリの容量が大きいほど、CPUは同時にいろいろな作業が出来たり大きいデータを使うことが出来るようになります。

メモリの容量が多いほどCPUやGPUの実力がしっかり発揮されるのでかなり重要なパーツです。

実はSoCの性能が高いのにアプリが重かったり、落ちやすかったりするのはメモリの容量が少ないからだったりします。あんまりよく分からないって人は「メモリの容量が大きいとアプリが快適に動く」と思ってもらって問題ないです。

メモリはSoCに入っているとさっき説明したけど、スマホによっては同じSoCでもメモリの容量が違っていたりします。同じA10チップを使っているiPhone7、iPad(第6世代)はメモリが2GBだけど、iPhone7PlusやiPad(第7世代)は3GBだったりするので、同じSoCでもメモリはしっかり調べましょう。

なぜかAppleはiPhoneやiPadのメモリを公表していないけど、調べると意外と出てきます。

AnTuTuベンチは実はメモリのスコアも一緒に出しているので、基本はAnTuTuを参考にしても問題ないです。一応、ゲームごとに必要なメモリの容量は

  • 4GB以上:ほぼ全てのゲームがサクサク動く
  • 3GB:ほとんどのゲームでの動作は問題ない。チップ次第ではカクついたりする
  • 2GB:チップの性能次第では3Dゲームでカクつく
  • 1GB以下:3Dゲームでの動作は厳しい。設定次第ではプレイ出来ないこともない。1GB超えないのは論外

一番重要なのはSoCであることに変わりはないですが、意外とメモリは重要だったりするのでしっかり見ておきましょう。

ストレージ(ROM)は自分がやりたいゲームの用途に合わせて

メモリのところでも少し説明したストレージですが、ストレージはアプリや写真、音楽などを保存するところです。このストレージの容量が大きいほど色々なアプリが入れれるようになります。

ストレージは自分がやりたいゲームに合わせて選ぶようにしましょう。色々なサイトを見ると、64GBあれば大丈夫というふうに書かれているけど、現段階で64GBじゃ全然足りないぐらいには今のゲームは容量が大きいです。

参考程度に、今俺がメインで使っているアプリの容量を上げると

  • スクスタ:2.95GB
  • Deemo:2.47GB
  • ガルパ:2.09GB(開放していないストーリーが多い)
  • スクフェス:1.13GB(キャッシュクリア後)
  • デレステ:1.06GB(キャッシュクリア後)
  • PUBG MOBILE:1.03GB
  • パズドラ:852MB
  • Arcaea:372MB
  • Kindle:2~3GB(入れたり消したりを繰り返しているので正確には不明)
  • 写真:2GBあたり(隔週ぐらいでPCにデータを移してる)
  • その他マンガアプリ:1~2GB(マンガアプリの合計)
  • ミュージック:538MB

ガルパ、デレステ、スクフェスに関してはこれよりも1~2GBづつ増えると思っていいです。その他にも細々としたアプリが合計で5GB以上はあります。

この時点で45~50GBは圧迫しているので、他のアプリがなかなか入れづらい状態です。実際にあまりやっていないDynamixと荒野行動はあまりやらないのと容量食うので消しています。

目的のゲームをやるだけとかなら問題はないけど、俺以上にアプリを入れるような人なら64GBでも足りないです。ただし、容量を倍にしようとすると5千~1万円ぐらい価格が上がるので、容量選びは慎重にしましょう。

ディスプレイはプレイするゲームによって優先度が変わる

ゲームに関しては、先に紹介した3つのパーツさえ決めてしまえばほとんどのゲームは問題ありません。

ディスプレイはゲームにおいて、個人的にそこまで重要ではないと思っているけど、プレイするゲームによっては大事になってきます。

特にFPSや音ゲーだと、ディスプレイ次第でかなり変わります。こういうアクション要素強めのゲームは、動くものを捉えやすい大きいディスプレイが好まれます。

そして、「置きプレイ」と呼ばれる端末を置いて人差し指などで操作する方が可動域が高いので、置きプレイの方がパフォーマンスが上がります。

アクション要素強めのゲームをやる場合には、基本的にはタブレットを使った方がいいです。

これに関しては好みなので、これがいいとは言えないけど俺の主観でゲームごとの目安を書くと

  • 12.9インチ:さすがに大きすぎる。おすすめしない
  • 11インチ:10.5インチとあまり変わらない。新しめなので対応していないゲームもあります
  • 10.5~9.7インチ:ゲームが一番やりやすい大きさ。10.5と9.7は正直誤差なのでまとめました
  • 7.9インチ:タブレットにしては小さめなので人によってはやりづらいかも。それでもスマホの置きプレイよりは全然やりやすい
  • 6.5インチ:今のスマホで多いサイズ。大きめなので手が小さい人だと親指プレイが厳しい
  • 5.5〜6インチ︰個人的にはこのあたりが一番親指プレイがやりやすい。ここまで来ると置きプレイは難しい
  • 5インチ以下︰親指プレイでも、人によってはやりづらく感じます

全部のサイズでゲームをしているわけではないので、憶測もあるけどだいたいはこんな感じだと思います。

有名ゲームだと、プレイヤーの手元動画があったりするので、それを見て決めるのもいいと思います。

さらにiPad Proに搭載されている「Pro Motionテクノロジー」は、リフレッシュレートが120Hzと普通のスマホの60Hzの2倍もあります。

リフレッシュレートは1秒間に切り替わる画面の数で、普通のスマホは1秒間に60回画面が切り替わります。これを60Hzという単位で表します。

Pro Motionテクノロジーは、1秒間に120回画面が切り替わるため動きがなめらかになり、動作が激しいFPSなどのゲームでは有利になります。

正直、Pro Motionがなくても大体のゲームは満足にできるので、よほどガチで遊ぶわけでもなければ過剰スペックです。あくまでiPad Proを買える余裕があれば考えるぐらいの気持ちでいいです。

オーディオ面でも注意が必要

これは見落とす人が多いと思うけど(というか俺も見落としたことある)、オーディオ面は重要です。具体的には、イヤホンジャックがあるのかスピーカーはどのような構造なのかとかです。

現在俺が使っている「XperiaXZ2 Compact」はあまり不満のないスマホですが、イヤホンジャックがないのが難点だったりします。特に最近のスマホ、タブレットはイヤホンジャックがないのが普通なので注意が必要です。

その場合はBluetoothのイヤホンかスマホの充電端子に対応した(LightningやType-C)イヤホンを買う必要があります。ゲーム用ならBluetoothは遅延がありすぎるのでおすすめしません。

充電端子を使うイヤホンだと充電中はプレイできないデメリットがあります。ただし、遅延はイヤホンジャックを使うイヤホンよりもないです。

スピーカーは、FPSというよりは音ゲーマーが意識するものになります。音ゲーだとスピーカーからの音の出力のされ方によって聞こえ方がだいぶ違ってきます。聞こえ方次第では、ある意味音の遅延になるのでスピーカーの構造は意識したほうがいいです。

OSはかなり重要です

OSとはスマホが命令したことをアプリに伝える役割を持っています。スマホでの操作はOSを通してゲームや他のアプリに反映されます。 OSによって操作や挙動が変わってくるので注意が必要です。

そもそも、OSが違ってくると出来るゲームが変わってきます。だいたいの有名ゲームは両方に対応いしているけど、フォートナイトみたいにiOSでしか出来ないゲームもあります。

AndroidOSはゲームに向いていない

この時点で結論が出ているようなものだけど、AndroidOSはゲームには向いていません。そもそも、Android自体があまりゲームを優先していないような気がします。

Androidは色々なアプリが出やすい反面、iOSみたいに統一されているわけではないので制作側はゲームを作りにくいところがあります。致命的なのがレイテンシ(通信の遅延)で、Androidはオーディオレイテンシ(音の遅延)がiOSに比べて遅いとされています。

正確には、Androidを搭載しているスマホのレイテンシが遅いのが多いですが、レイテンシが遅いとゲームで訪れが発生してしまいます。

FPSや音ゲーだと致命的で、ゲームがかなり不利になります。音が重要なゲームをするときはAndroidは基本選ばないほうがいいです。一応遅延が少ないのだと、Xperia、Pixel、ZenFone、Xiaomiあたりが少ないです(それでもiOSに負ける)。

ただ音がそこまで重要じゃないゲームだったり、ゲームのムービー鑑賞メインの場合は問題ないです。

iOSがゲームに優れている理由

Androidがゲームに向いていないのはわかったけど、なぜiOSがゲームに向いているのかについて書いていきます。

iOSは低遅延なサウンドシステムの「 Core Audio 」を使っています。これはもともと作曲用やオーディオ再生用として導入されたわけですが、これが音ゲーをやりやすい理由です。

そして、iPhone、iPadには Core Audioが必ず入っているので、どの端末も遅延が少ないです。Androidでも低遅延のサウンドシステムがあるけど、導入されている端末がバラバラで分かりにくいです。

iOSはサポート端末がAndroidに比べて少ないので、どの端末も安定性が高いです。ただその分自由度は少ないけど、ゲーム用であればそこは重要ではないので問題ないです。

ほとんどのゲーマーが、iPhoneやiPadを選ぶのはiOS自体がゲームに優れているのが理由です。

コスパ面は長く使うことを考えて

大体の人が気になるのがコスパ面。スマホ、タブレットは安い買い物ではないのでコスパ面は大事です。

ここで注意しなければいけないのが、何代も型落ちしているもので、ゲームがまあまあ動くから買うのはおすすめしません。

俺が最近使っていたiPhone6sは、今でもガルパやpubgが普通に動く機種だけど、20年か21年にはOSのサポートが終了するような機種です。

OSのサポートが終了するOSのアップデートができなくなるので、長くないうちにゲームのサポートも終了します。

どのみちゲームが出来る出来ない関係なく、OSが新しくないとウイルスが入りやすくなったり動作が不安定になります(逆に最新すぎても動作が不安定になるので注意が必要)。

かといって最新の機種は、値下がりすることがほぼないのでコスパ面では良くないです。

個人的には2,3年前辺りの機種が狙い目。性能も今でも使えるのが多いし、2,3年前ならあともう2年ぐらいは持つと思います。

androidに関しては、サポート終了するのが早いので注意が必要だけど、1年前の高性能機種でも結構値下がりするので意外と悪くないです。

もちろん自分の経済事情と相談して、1年は古い機種でやり過ごして翌年に新しいのを買う選択肢もあります。

大事なのは、その機種でどのぐらいの期間使うことができるのかをしっかり考えることです。

選び方をまとめると

選び方を上から順番にまとめると

  • やりたいゲームをしっかり決める
  • やりたいゲームに合ったスペックをざっくり決める
  • どのOSを使うか決める
  • 買う候補のスマホを詳細に比べる
  • 自分が購入してもいい値段かどうか考える

基本的には上に書いたこと全部やれば、順番関係なく決めれると思うけど、スムーズに決めるならこの通りに決めればいいと思います。

同じようなスペックでも、機種が1つ違うとそれだけで出来るゲームが変わってくるので、買う予定のスマホはしっかり調べましょう。

まとめ

スマホ、タブレット選びに重要なことは一通り書いたとは思うので、ゲーム用スマホ、タブレットを買うときの役に立つと思います。ここで書いたことが絶対というわけではないけど、大きく失敗することはないです。

俺も、スマホ選びで結構失敗した経験があるので(笑)、皆さんは失敗しないようにしっかりと考えて決めましょう。

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