6月5日に発売された「世界のアソビ大全51」。
記事を書いている時点で8月上旬なので、いまさら感半端ないですが、適当に遊べるゲームが欲しくて買ってしまいました。
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実際に遊んでみると、意外と面白くて良いです。
めちゃくちゃ楽しいわけではないけど、いい暇つぶしになります。
意外と楽しいアソビ大全を、レビューしないのはもったいないので、せっかくだから徹底的にレビューしていきます。
アソビ大全51の魅力
ゲームの幅が広い

アソビ大全51は、メジャーなボードゲームからマイナーなものまで幅広く揃っています。
収録ゲームは、公式サイトに詳しく書いています。
収録ゲームは51個なので、種類が豊富です。
将棋やチェスといったメジャーなゲームはもちろん、うさぎと猟犬やナインメンズモリスなど今まで聞いたことも内容ゲームもあります。
それどころか、トイサッカーやトイベースボールといった懐かしのおもちゃ系や任天堂系ゲームで見たようなミニゲームなど、なんでも詰め込んだような感じです。
頭を使うゲーム、完全に運に頼ったものや反射神経が必要なものなど、ジャンルの幅が広いので、どれか苦手でもなにかしら楽しめるようになっています。
誰でも、なにかひとつは楽しめるようになっているのは良いですね。
個人的には若干物足りない部分はあるけど、十分楽しめる内容だと思います(囲碁が欲しかった)。
CPUの強さが丁度いい
CPUの強さが絶妙なのも良いです。
強さは
- ふつう
- つよい
- すごい
- やばい
に分かれています。
「ふつう」は、ルールさえ知ってれば誰でも勝てるような感じです。
「つよい」はある程度なれると勝てるレベル。「すごい」は少し勝ち方を知らないと難しいです。
一番強い難易度の「やばい」でも、ある程度勝ち方のパターンが知っていれば勝てるレベルです。
最初は簡単に勝てるけど、難易度が上がってくると勝つのが難しくなって、やりがいがあります。
かといって、強すぎるということはなく勝ち方を覚えればしっかり勝てるのも丁度いい難易度です。
遊び方の説明・アシストが初心者に優しい

ゲームの遊び方が、わかりやすく丁寧なのも嬉しいです。
しっかり遊び方が解説されているので、どのゲームもルールを理解して始めることが出来ます。
アソビ大全には、麻雀や将棋など一部のゲームはルールが複雑です。
アソビガイドでは、駒の動かし方、役にゲーム進行をしっかり説明するので初めてプレイする人も安心できます。
花札なんかは、プレイするのが小学生以来でルールもろくに覚えていなかったんですが、ガイドがわかりやすくすんなり遊べました。
アシスト機能は、将棋やチェスでコマがどこに進めるのかを色で表す機能ですが、こちらもわかりやすいです。

そのゲームに慣れていれば、アシストを見ないでも問題ないけど、初心者だと混乱しやすいのでわかりやすいアシストは良いと思います。
麻雀やポーカーだと、役の一覧がゲーム中に見れるのがすごい助かります。

麻雀は役がかなり複雑で、俺も簡単な役ぐらいしか覚えていなかったので、この機能は嬉しかったです。
今作は、初心者がどのゲームでも楽しめるようにしっかり工夫されているのが良いですね。
イマイチなところ
囲碁がないのなんで?
すみません、完全に私怨です。
普通、将棋、チェスに五目並べまであったら囲碁もあると思うじゃないですか(怒)。
まあ、囲碁はただ石を置くようなゲームに見えてルールがかなり複雑です。
勝ち負けを決める基準が難しいし、定石を覚えるのも大変なので万人受けはしないですが。。。
それに、AIは囲碁のほうがCPUに負荷がかかりやすかったような気がするので(GPUだったかも)、スイッチだと将棋以上に悪手を打つ羽目になりそうですね。
正直、9路盤でも欲しかったですが他のゲームに比べてもかなり複雑になりそうなのでしょうがない。
ゲームごとのCPUの強さの偏りがありすぎる
基本、どの難易度でもある程度楽しめるようになっているのは良いけど、その強さに偏りがある気がします。
とくにCPUが強くなればなるほど、ゲームごとに差が出てきます。
リバーシ、ナインメンズモリス、ヘックスあたりがめちゃくちゃ強くて、ほぼ最善手じゃないと勝てないのはかなりきつい(俺が下手なだけかもしれないが)。
逆に、将棋、五目並べ、チェスといった手数が多いゲームは「やばい」でも結構悪手を打ちます。
CPUの強さに偏りがありすぎて、クリアの達成感に結構差が出るのは個人的にマイナスです。
最善を指せとまで行かないけど、AIの足し算や引き算はもうちょっとしっかりして欲しかったです。
オリジナルゲームは正直そんな面白くない
面白くないというか、操作性があまり良くなかったです。
スポーツ系は、動きが単調で「Wii Sport」やっているときよりもやりごたえを感じませんでした。
VSタンクや6ボールパズルも、悪くはないんだけどなんだか物足りないです。
任天堂は、「マリオパーティ」や「Wii Party」などで面白いミニゲームを出していたのを考えると、もっと楽しめるのが欲しかった感はあります。
おすすめの収録ゲーム
マンカラ

俺が買うきっかけになったゲームなので、紹介しないわけにはいかないです。
ルールは、プレイヤーが自分の陣地にある6つの穴の1つを選んで、反時計回りに1つずつ石を穴に入れていくというゲームです。
最終的に、自陣のゴール(右の大きい穴)に石をいっぱい入れた方の勝ちです。
ちなみに、マンカラは一般的には「イージー」と「ベーシック」「カラハ」の3つのルールがあるみたいで、アソビ大全はイージーのルールを採用しています。
このゲーム、結構奥が深く相手の陣地に石が行くことも考える必要があります。
「よこどり」や「ぴったりゴール」をどこで使うか(あるいは使わせないようにする)を考えないと勝てません。
俺は、このマンカラだけで1時間ぐらい遊んでいました(笑)。
ヒット&ブロー

個人的に、今作で1番楽しいまであります。
ルールは、相手が予め指定した4つのピンを予想するというもの。
色と場所が合っていたら「ヒット」で赤ピン、色だけ合っていたら「ブロー」で白ピンが指されます。
こういう予想するゲームが好きで、まじでこれだけでずっと出来ます。
適当に予想するだけでも楽しいし、しっかり推理しても楽しいです。
ヒット&ブローは、見向きすらしていなかったので予想外の面白さで良いです。
5五将棋

5五将棋は、本将棋ほど展開も遅くなくすぐに終わるのでおすすめです。
本将棋に比べるとかなりシンプルで、定跡を覚える必要もそんなにないです。
将棋をしたことがない人でも、5五将棋なら割と簡単にできるんじゃないでしょうか。
俺は正直バカにしていたけど、意外と本将棋でも使えそうな手筋があったり、簡単な詰将棋として楽しめたりとそれなりに楽しめます。
少ししかやっていないので、あまり定跡とかはわからないけど、銀を左に上げて角で展開していくのが無難ですかね。
CPUも、本将棋ほど悪手を指さないのも良いです。
チェス

本将棋ほど手数も多くなく、チェスの入門としておすすめです。
俺自身、チェスはあまり得意ではないけど、CPUが初心者に丁度いい強さで良いです。
相手は白黒問わず、ほぼ必ず「Greco Defense(グレコディフェンス)」というオープニングをしてきます。
自分は、グレコディフェンスの対策だけすればいいだけなので、CPUに勝つのはかなり簡単です。
チェスも、将棋ほど悪手を指さないので中盤やエンドゲームでのいい練習になります。
ちなみに、チェスの序盤は自分が白番だと
白ポーンe4>黒ポーンe5>白ナイトf3>黒クイーンf6>白ビショップc4>黒クイーンg6>白キャスリング
が無難で良いです。
白番のこのオープニングは、「イタリアンゲーム」と呼ばれていて、チェスを始めたい人は覚えておくと良いオープニングとされています。
黒クイーンg6に白ナイトc3とした場合、黒クイーンxg2としてきますが「Stockfish」というチェスAIソフトによると、白ルークg1から黒のクイーンを取るハメ手があります。
まあ、急展開で怖すぎてさせませんが。。。
まとめ
少し、残念な部分や物足りないところはあったけど、暇つぶし程度なら十分楽しめる良作です。
また、ボードゲームの入門としてもおすすめできます。
友達、家族などで軽く遊びたい人は是非プレイしてみましょう。
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