【車なしでもOK】函館2泊3日の旅モデル
北海道南部の港町・函館は、夜景やレトロな街並み、海鮮グルメなど魅力が詰まった観光地です。ここでは、レンタカーを使わずに公共交通で効率よく巡る2泊3日の旅程をご紹介します。徒歩や市電、バスを上手に組み合わせれば、主要な観光スポットをすべて網羅可能。加えて、施設の所要時間や費用、おすすめの宿泊エリアなど、旅行の計画段階で役立つ実践的な情報をまとめました。
1日目:到着後〜市内散策と夜景
午前:到着・五稜郭エリア観光
・函館空港から市街地へはバスで約30分。
・五稜郭タワーから星形の城郭を一望(入場料1,200円)。
・箱館奉行所(入館料500円)で歴史を学ぶ。
ランチ:ベイエリアでご当地グルメ
・人気のご当地バーガーや海鮮丼など、旅の最初の食事を楽しむ。
・金森赤レンガ倉庫でショッピングやカフェ巡りもおすすめ。
午後:元町教会群と坂道散策
・ハリストス正教会、カトリック元町教会などを巡る。
・旧函館区公会堂(入場料300円)は撮影スポットとしても人気。
夜:函館山の夜景を満喫
・ロープウェイ(往復1,800円)で山頂へ。
・世界三大夜景と称される眺望は必見。
・夜はベイエリアのホテルで宿泊が便利。
2日目:郊外・温泉と自然を巡る日
朝:湯の川温泉でリフレッシュ
・宿泊施設の温泉を満喫した後、足湯や植物園を訪れるのもおすすめ。
午前:立待岬と外国人墓地へ
・市電の終点から徒歩15分ほどで到着。津軽海峡を望む絶景ポイント。
昼食:地元の海鮮定食
・市場や沿線の定食屋で旬の魚介を堪能。混雑を避けて早めの入店を。
午後:修道院や恵山エリアへ
・トラピスチヌ修道院を訪れ、静かな時間を過ごす。
・広域移動には観光乗車券やフリーパスが便利。
夜:地元料理でゆったり夕食
・市場直送の魚介を使った居酒屋や寿司店で締めくくり。
・夜は坂道から夜景をもう一度眺めるのもおすすめ。
3日目:朝市と市内仕上げ
朝:函館朝市で海鮮丼とイカ釣り体験
・新鮮なネタを使った丼や焼き魚を味わう。
・朝は7時頃から営業している店舗が多い。
午前:記念館や資料館を巡る
・摩周丸(青函連絡船記念館)で海の歴史に触れる。
・文学館や旧相馬邸などの文化施設もおすすめ。
昼:駅周辺でランチ
・函館塩ラーメンやカレーライスなど、地元定番グルメを楽しむ。
午後:帰路へ
・空港へはバスで約30分。出発2時間前の到着を目安に。
交通パス・移動手段の比較
名称 | 主な対象 | 価格(目安) | 利用範囲 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
はこだて旅するパスポート(2日用) | JR・市電・バスなど | 約4,500円 | 函館と近郊全域 | 郊外エリアも回れるお得なパス |
市電・バス共通1日乗車券 | 市街地観光向け | 約600円 | 市電・主要バス | 市内中心部を効率的に移動可能 |
徒歩+公共交通併用 | 個人旅行向け | 実費のみ | 市街地全域 | コスパ重視で自由度が高い |
他サイトでは「観光地の順番紹介」にとどまりがちですが、ここでは交通費やパス内容、使い方まで具体的に記載。車を使わない旅でもスムーズに回れる実用的な内容です。
宿泊選びのポイント
・市電アクセス重視なら、十字街や末広町周辺が便利。
・夜景とグルメ重視なら、ベイエリア・駅前エリアが最適。
・温泉を楽しみたい場合は湯の川温泉エリアも候補。
例:
- ラ・ジェント・ステイ函館駅前
- センチュリーマリーナ函館
- ラビスタ函館ベイ
宿泊予約時は「朝食付き」「温泉付き」「キャンセル無料」など条件を比較して選びましょう。
旅行を快適にするコツと注意点
- ロープウェイは年1回点検期間があり、運休時期に注意。
- 市電・バス乗車券の仕様変更があるため、現地購入前に確認。
- 多くの施設は月曜休館の場合がある。
- 朝市は早朝に訪問すると混雑を避けられる。
- 坂道が多いため、歩きやすい靴を選ぶのがおすすめ。
- 小規模店舗では現金払いのみの場合もあるため、現金を用意。
- 雨天時の代替プランとして、美術館や博物館を候補に。
まとめ
徒歩や市電を中心に巡る函館の旅は、移動コストを抑えながらも充実した体験ができます。五稜郭や元町の歴史、ベイエリアのグルメ、湯の川温泉などを組み合わせることで、短期間でも満足度の高い滞在が可能です。観光パスを上手に活用し、自分に合ったプランを立てることで、効率的で思い出深い3日間になります。